
エクスプレッシブ イングリッシュ アカデミー
英検®︎1級の二次試験は、多くの受験者にとって大きな壁となります。私自身もこの試験にはやや苦手意識があり、対策も好きではありませんでした。シンプルに、練習量がある程度いるのと、1分でテーマを選んで内容まで考えて、2分間難し目のテーマについてテンポよく話すってかなり難しいことだと思うのです。
しかし、前回2024年度11月の試験で、英検®︎1級CSEスコア3000を超えることができ、その要因の一つが2次試験のスコア向上でした。本記事では、私が実践した効果的な二次試験対策の方法を3つのステップに分けて紹介します。
英検®︎1級2次試験では即興でスピーチを求められるため、どれだけ多くの「話の引き出し」を持っているかが結果に直結します。ネタ出しの練習を徹底することで、どんなテーマがきても対応できる力を養うことが大事です。
まず、トピックのリストを作成します。
こちらはオンラインで使えるものもありますので、「英検®︎1級 スピーチ トピック」などで検索をして自分で取ってきたり作成することもできます。
とにかくリストがないと始りません。
さらに、英検®︎1級の1次試験の英作文学習でもしっかりとネタだしはやっていたはずですが、2次試験は2次試験でちょっと違う雰囲気のテーマもあるので、2次試験は2次試験である程度追加でネタだし練習が必要でしょう。
さらに、アイディアをしっかりとまとめたノートを作るのもおすすめです。
ただしポイントは「作り込みすぎないこと」。
ドラフトみたいに綺麗なノートを作成する必要はありません。
アイディアメモみたいなもので十分です。
そのほか、英検®︎1級で必要なのは即興での瞬発力と英訳力になりますので。
まずこれを行うことです。
2次試験は原稿の暗記ではなく、即興でスピーチを組み立てる能力が問われます。そのため、準備した内容を読むだけの練習ではなく、その場で考えて話す力を鍛えることが重要です。
よく、いきなりは無理すぎてできないから、という理由でまずドラフトを綺麗に作ってそれを音読練習し、その音声を録音してる人がいます。
しかしこれでは本番に向けた練習として全く十分ではありません。
本番で問われるのは即興での瞬発英訳力です。
これを高めるための練習こそすべきです。
そして、これは、「即興録音」の練習で行なっていきます。
「もっとこう言えばよかった」という気づきが大事です。
自分で気づくことに意味があるのです。
また、そこから再度修正を加えて加えて、何度も同じテーマで修正録音を繰り返す。
こうすることで、最終的には「まあまあ」な評価を自分にあげられるようになるはずです。
最初は自分のスピーチに嫌気がさすかもしれません。しかし、このプロセスを繰り返すことで、スピーチの質は確実に向上します。
繰り返しますが、英検®︎1級の2次対策では、録音したスピーチを分析し、自分の誤りに気づくことが成長の鍵です。
その後、より洗練された表現を学ぶためにChatGPTを活用します。
いきなりChatGPTに頼らないことです。
ChatGPTに頼るタイミングは2つ、
1つはネタだし、
もう1つが録音を何度か修正した後に「より洗練されたバージョン」を教えてもらうときです。
ネタだけだしてそれをすぐにChatGPTに英訳してもらう、では全く練習になりません。
この英訳の過程は本番は自分でやることになるためです。
なのでここの部分の練習を飛ばしてはいけません。
自分で何度か録音・修正録音をした後に、ChatGPTに「どう言えばもっとよかった?」ときく。
これが英検®︎1級2次対策では正しいと私は思います。
このステップを取り入れることで、自己修正能力が高まり、本番でのスピーチの完成度が上がります。
英検®︎1級2次試験は難関です。
簡単にはいかない、対策にある程度の時間がかかる人もいるでしょう。
しかし、上に書いたように対策をすれば必ずある程度のスコアをとることはできます。
この方法を継続すれば、2次試験のスコア向上につながります。最初はうまくいかなくても、諦めずに練習を重ねることで、必ず結果がついてくるはずです。
最後に、私自身も1次試験よりは2次試験の方が苦手意識がありましたが、克服できてCSE3000超えられたこと、嬉しく思います。
ぜひ対策の一助となれば幸いです。
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