
エクスプレッシブ イングリッシュ アカデミー

〜「長時間の勉強」より、“小分けの仕組み”が合格をつくる〜
英検1級の学習は、とにかくやることが多い試験です。
「時間が足りない」「続かない」という悩みは、ほぼ全員が通ります。
ですが、多くの受講生を指導してきて感じるのは、英検1級は“長時間の努力”よりも、“日常に溶け込んだ仕組み”で突破する人が圧倒的に多いということ。
特に仕事・家事・育児を抱える学習者は、満点の学習時間を作ろうとするほど、逆に手が止まりやすくなります。
たとえば…
✅「今日は1時間やらなきゃ」と思って結局できない
✅「まとまった時間が取れない」と1週間空いてしまう
✅家に帰ると疲れてしまい、机に向かえない
✅完璧にできない自分に落ち込んでしまう
これらは“意志が弱いから”起きるのではなく、「小さくやれる仕組み」がなかったから起きる現象です。
だからこそ重要なのは、やる気や根性ではなく、“仕組み化された学習設計”。
今回は、英検1級の勉強を毎日の習慣にするための5つの仕組み化テクニックを紹介します。
テーマは、
「すきま時間+夜の20分」で合格ラインまで引き上げる学習設計」。
ちなみに、今から書く内容は、準1級にもそのまま当てはめることができます。
準1級を目指す方も、ぜひ参考にしてくださいね!
英検1級ライティングを毎日1本書く必要はありません。
むしろ、それでは続きません。
やるべきは──
“1パーツだけ書く小分け練習”。
今日は「理由①」の英文だけ
明日は「理由②」だけ
明後日は「理由③」だけ
これで立派な学習です。
「全部書こう」とするとハードルが高くなりますが、
“部分”だと、自然と机に向かう回数が増えていきます。
小分け学習が強い理由:
*ストレスが少ないので継続しやすい
*書くことへの抵抗が減る
*添削のない日でも練習ができる
*「構成力」が毎日強化される
1級の“書く筋肉”は、小さなブロックを毎日積むことで育ちます。
「今日は理由①の英文だけ」それだけで十分です。
夜は脳の負荷が下がり、語順の吸収に向いている時間。
この時間に、「英作文の音読20分」を固定枠にしてしまいましょう。
使うのは、
・添削済み英文
・模範英文(『ライティング大特訓』など)
どちらでもOK。
音読は地味ですが、一番伸びます。
実際に受講生の中でも、
「夜20分の音読を始めてから一気に書けるようになった」という声は非常に多いです。
〜音読の効果〜
⚪︎英語の語順感覚が整う
⚪︎表現の型が体に入る
⚪︎リスニング・スピーキングにも効果が波及
⚪︎翌日の英作文の質が上がる
さらに、
余力があれば「1理由分だけリライト」 を追加すると、“書ける英語”と“使える構文”が同時に増えます。
(気合いでやると絶対に続かない)
文単は優秀ですが難しい教材。
「さあやるぞ」と机に向かわないと進まない勉強は、疲れている日は必ず止まります。
続く人は、文単を
“気合い不要のルート化”しています。
例:1日3回のルート作り
朝: 前日の文単を聞いて復習(通勤・家事の間)
昼: 新しい部分を1段落だけ精読
夜: 精読した段落を音読 or 精聴
週末: まとめて復習チェック
細切れにすると、“やらない日”がほぼなくなります。
単語は「重い」からこそ、毎日少しずつ。
日→英で10語言うだけで、語彙力は確実に積み上がります。
語彙は“覚えた感覚”ではなく、
「言えるかどうか」 で判断するのがポイントです。
最初は10語で十分。
むしろ、最初から50語やる方が失敗します。
“できる量”より“続く量”。
英検1級では、この考え方がすべてです。
(構成の反射神経がつく)
英検1級ライティングは、構成力が8割。
構成が弱いと、どれだけ語彙があっても文章が崩れます。
そこでおすすめなのが、
「1日1テーマのネタ出し」。
やり方(3分)
1 トピックを1つ選ぶ
2 賛成 or 反対を決める
3 メイン理由を書く
4 余裕があれば例・具体も
これを毎日1テーマ分ずつ、3ヶ月続けると、100テーマに。
どのトピックでも反射的に構成が作れるようになります。
まさに“1級脳”が育っていきます。
英検1級の学習を習慣化するカギは、
意志や根性ではなく、仕組み。
ライティングは部分練習
音読は20分の固定枠
文単はルート化
単語は10語の日英
ネタ出しは1日1テーマ
この“小さな積み上げ”を仕組み化すれば、忙しい人でも英検1級の土台が自然に整っていきます。
学習は、頑張るものではなく、積み重なるもの。
日常に溶け込む習慣は、人生のあらゆる場面でもあなたを助けてくれます。
今日から、
“小分けで強くなる学習” を始めてみませんか?
あなたの毎日の中に、確実に英検1級へ続く道ができますので。
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