
エクスプレッシブ イングリッシュ アカデミー

英検1級の要約問題は、多くの受験者が苦手とするパートです。
「読んでいるのにうまくまとめられない」
「書けた気がするのに点数が安定しない」
こんな悩みを抱える方は非常に多いです。
しかし、実は要約で点が伸びない原因は、“英語力そのもの”ではなく“やり方の落とし穴” にあります。
今回は、要約問題で受験生がつまずきやすい3つのメジャーポイントと解決策を分かりやすく解説します。
1級や準1級の要約英作文で大切なのはズバリ、「削る技術」よりも「繋ぐ技術」なんです。

要約で最も多いのが、
本文からフレーズを抜き出して少し書き換えるパターン。
一見すると「正確にまとめているように見える」ため、慣れていない人はやりがちです。
しかし採点者から見ると、
「深い理解ができていない」と判断されやすい書き方です。
理由は2つあります。
① 著者の主張の流れが切れてしまう
段落の中心主張ではなく「言いやすい文」を拾ってしまい、本文の意図がずれるケースが多い。
② 自分の言葉で論理が再構成されていない
要約は「著者の主張」を、第三者に伝えるために再構成できるかを見られています。
「抜き出し+少し書き換え」は、“理解”ではなく“表面的な置き換え”であるため、論理性や一貫性が弱くなりがちです。
要約で最も大事なのは、
本文の主張を“意味の単位”で理解すること。
やるべきは、
・各段落の主張は何か
・なぜその主張になるのか
・全体としてどんな結論に向かっているか
この「本質」をつかむことです。
★おすすめ練習
段落ごとに「一〜二文で主張を書く」
その3つ〜4つを英語の順番で再構成
つなぎ言葉をつけて流れを作る
このプロセスを踏むだけで、
要約の論理は一気にクリアになります。

要約で点数が伸びないもうひとつの大きな理由が、「内容は書けているのに“流れ”がない」というもの。
英検1級の要約採点では、文章の「論理的なつながり」が重視されます。
しかし、実際の答案を見ると…
A…
B…
C…
というように
文が「並んでいるだけでつながっていない」文章が非常に多い。
これは、内容理解が悪いのではなく、単に 「繋ぎ言葉」が足りないだけ です。
接続詞がない文章は「脈絡がない」と判断されやすいです。
採点者は「読みやすさ」も評価しますから、論理の流れが途切れると、点が伸びません。
たったこれだけで、
文章の一貫性が2倍クリアになります。
【使うべき接続詞の例】
●対比
However
On the other hand
●因果
As a result
Therefore
●補足
In addition
Furthermore
接続詞は「英語を書くための道しるべ」。
要約では 「書く前に、どの接続詞で流れを作るか」 を先に決めると効果抜群です。

最後の落とし穴が、
“オリジナルにこだわりすぎて不自然になるパターン”。
真面目な学習者ほどやりがちなミスです。
パラフレーズは大事ですが、
やりすぎると 元の意味が変わってしまうリスクが高いからです。
たとえば:
“increase” を “skyrocket” と無理に変えてしまう
“concern” を “alarm” に変えてしまい、感情の強さがズレる
元々neutralな表現を不必要に強調してしまう
これらは採点者からすると「本文の意味を変えた」と判断されやすいため、得点が大きく下がる要因になります。
要約に必要なのは
奇抜な表現ではなく、“自然で正確な英語”。
おすすめは
「最低限のパラフレーズで、接続詞で論理をつなぐ」 こと。
★比較例
❌ 無理やり同義語で変換
“The number skyrocketed dramatically…”
⭕ 自然な意訳
“The number increased significantly.”
要約の目的は、
“著者の主張を簡潔に、正確に伝えること”。
過度なパラフレーズは逆効果です。

英検1級や準1級の要約で点が伸びない原因は、単語力や読解力そのものではありません。
問題は次の3つ。
✔️本文抜き出しで終わってしまう
✔️接続詞が不足して流れが見えない
✔️パラフレーズしすぎて意味がずれる
要約で一番大切なのは、“論理を繋ぐ力”。
構成を整え、接続詞で流れを作り、
必要最低限のパラフレーズでまとめる。
これができれば、要約は確実に伸びます。
「次に過去問を解くときは、接続詞を先に決めてから書く」
これだけでも、要約の質が劇的に変わります。
あなたの要約が
“情報を並べる文章”から
“論理で読ませる文章”に変わりますように。

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