
エクスプレッシブ イングリッシュ アカデミー
今日は、少し個人的なご報告をさせていただきます。
このたび、英検協会が主催する「成績優秀者表彰式」にて、私は 奨励賞 を受賞いたしました。
英検を長年受験し、指導してきた中で、このような形で表彰いただけるとは正直思っていなかったので、とても驚きと同時に大きな喜びを感じています。
この経験を、自分だけの成果として終わらせるのではなく、今まさに英検を目指している方、また「英語学習を続けているけれど不安がある」という方への励ましとしてシェアできればと思い、ここに記録させていただきます。
まず、「奨励賞」とはどんな賞なのかを少しご説明します。
英検の表彰にはいくつかの部門があり、どれも単に合格しただけではいただけません。
特に奨励賞は、点数の高さだけではなく、継続的な努力や今後のさらなる成長への期待が込められている賞です。
つまり「これからもぜひ頑張ってくださいね」と後押ししてくれるような意味を持つ賞でもあります。
受賞要件は、過去10年以内に英検1級に3回以上合格、かつ前年度(今年なら2024年度)の英検CSEスコアが上位3名、です。
ちなみに私は滑り込みの3位でした。
英検は単なる資格試験にとどまらず、日本における英語教育の象徴的な存在です。
その中で表彰されることは、私にとって「学習者」としても「指導者」としても、大変ありがたい評価だと受け止めています。
ここで少しだけ、自分のこれまでの英検との関わりを振り返ってみたいと思います。
私が初めて英検に挑戦したのは、まだ学生の頃。
当時は「資格を取ること」そのものが目的で、深い意味を考えることはありませんでした。
しかし、英語を教える立場になると決め、英検1級を本気で目指し始めた時に、ただの資格試験ではなく「英語力そのものを問う試験」だと実感したのです。
リーディングでは世界の時事問題や社会的課題を扱い
ライティングでは論理的な意見構築が求められ
スピーキングでは瞬時に自分の考えを英語で述べる力が試される
まさに「使える英語」を試されるのが英検1級でした。
最初は挑戦すらできずに、また挑戦を決めてからも難しくてくじけそうになったこともあります。
ですが、そのたびに「合格の先に何を見たいのか?」「何を手に入れたいのか?」と自分に問い直しました。
単なる合格ではなく、自分が心から誇れる英語力を手に入れたい。本物の自信を手にしたい。そして・・・ 指導者になってからは、生徒さんに背中を見せたい。
その思いが、今日まで続く学習の原動力になっています。
今回の奨励賞は、もちろん私一人の力ではありません。
指導を通じて出会った生徒さんたちや日々フィードバックをくださる方々がいたからこそ、ここまで努力を継続できました。
学習の道は一人で歩くには険しく、孤独に感じる瞬間も少なくありません。
しかし、私自身は幸いにも、自分の受講生さんや英検を目指すフォロワーさんなど、多くの刺激的存在が周りにいました。
時に、生徒さんと一緒に受験するのがプレッシャーだったこともありました。
指導者なのに低い点だったら恥ずかしい・・・
毎回しっかり受験を公開してそこに向かう過程も見せていたからこそ、
そう思って悩み、英検本番が近づくと夜も眠れなかったりしました。
でも、ここまでやってきて、今回このような素晴らしい賞を受賞でき、やってきたことが形になった気持ちです。
まさに、この賞は「私だけの成果」ではなく、共に学んできた皆さんと分かち合いたい賞 だと感じています。
「奨励賞」という名前のとおり、この賞は「さらに挑戦を続けてほしい」というメッセージを含んでいるように思います。
つまり、まだ道半ばであり、これからもっと成長できる余地があるということです。
私はこれを「ゴールではなくスタートライン」と受け止めています。
英検1級に合格したから終わりではなく、むしろそこからが本当の英語力の活用の始まりです。
また、今回は、3位の私以外に1位の方も授賞式に参加されていましたが、1位をとってもなお、挑戦し続けている姿に感銘を受けました。同時に、「まだまだすぎる自分」というのを強く感じました。現状で満足したら負けなのだと、まさにそれを痛感した日になりました。
これからスキルをさらに磨いていくことが、私の目標です。
もし今、英検1級や準1級に挑戦していて「壁が高い」と感じている方がいたら、伝えたいことがあります。
合格までの道のりは決して簡単ではありません。
英語習得は楽ではありません。
私も「うまくいかない」受かっても「まだまだ実力がついていない」と思い、そのたびに自信を失った経験があります。
けれども、小さな積み重ねは必ず力になる のです。
毎日の1ページの音読、1パラグラフの作文、1分のスピーチ練習。
それらはすぐに結果にはつながらなくても、必ず未来の自分を助けてくれます。
私は決して一発でこのような素晴らしい賞を取れるような才能の持ち主ではありません。毎回CSE3000超えとかしているすごい人でもありません。でも、そういうすごい方達を最高にリスペクトし、「英語力が高いのが指導者の基本」その信念の元、自らも追いつけるように、ここまでまず努力を重ねてきました。そんな努力が実を結び、今回受賞をすることができたことはきっと「自分のスキルはありふれている」そう思っている英語学習者や指導者の光になるのではと思っています。
そして、合格を目指す過程で培った力は、試験にとどまらず、人生のあらゆる場面で役立つことを確信しています。
今回の奨励賞受賞は、私にとって「学び続けることの価値」を改めて確信させてくれる出来事でした。
そして、この経験を通じて、さらに多くの方に「合格のその先にある世界と価値」を伝えていきたいと思っています。
ここまで読んでくださった皆さん、本当にありがとうございます。
このご報告が、今まさに挑戦中の方への小さな励ましとなれば嬉しいです。
引き続き、私自身も勉強と挑戦を続けてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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