【新形式の英検®1級】CSE3000を超えた勉強法(ライティング・リーディング)をシェア!

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2024年度第2回の英検®1級で自身初のCSEスコア3000超え(3006)を達成しました。


CSE3000は自分の中では1つの大きな目標でした。英検®1級にチャレンジを続けている限りはいつかはとりたいと思っていたスコアでした。
それをまさか、新形式で、それも新形式は初挑戦でとれるとは思っていなかったので、すごくびっくりしましたし、嬉しかったです。

これまで英検®1級に合格後も英検1級と準1級の専門コーチとして活動していく中で、英検®1級に毎年挑戦を続けてきました。
そんな中で、徐々に自分の英語力が上がっているのをしっかりと感じ取れていたので、英検®1級という試験の素晴らしさを本当に実感していました。

今回は、これまでの受験結果の変遷と、CSE3000をこの新形式でとることができた、そのために有益だったと思う対策法について、特に大切だと思ったライティングとリーディングメインに、記事にしようと思います。

目次

私の英検®1級受験結果の変遷

まず最初に合格したのが2021年度第2回です。バンドは+7で合格。
この時は、まさかその後に自分が今のように英検の指導者として活動するなど夢にも思っていませんでした。

その時に書いた記事はこちら↓

でも、その時に英検®1級の素晴らしさに魅了され、英検をとことんまでやってみたくなったのです。

そして次に、2022年第3回に今度は英検®コーチとして英検®1級に再挑戦しました。
結果はよくなかったです(合格はしました)。

自分としては、得意のライティングでネタ出しに失敗し、内容点が伸びずに英作文がまさかの8割台という結果に涙をのみました。

その時に書いた記事はこちら↓

それから、2023年度第3回、再び英検®1級挑戦。
ハイスコアを狙いましたが、緊張してコンディションに大失敗し、ライティングだけなんとか高スコアでバンド+5で合格という結果でした。

その時の記録はこちら↓

そして今回、2024年度第2回です。
今回は、本番のコンディション的には23年度のように過緊張になることもなく、落ち着いて受験できたのがよい結果につながった要因だと思っています。

本来なら2023年度第3回で出しておきたかった記録ですが、この2024年度だからこそ、新形式になっている今だからこそ、意味があったのではと今は思っています。

【新形式の英検®1級】CSE3000超えに必要だった3つのこと

さて、今回CSEスコア3000を超えた勉強のコツというものはあったのか?

私はたしかにあったと思っています。
新形式には新形式の対策があります。今回それをしっかりと狙って、考えて対策を行ったことが結果につながったと考えています。

大きく3つのポイントがあったので、シェアします。

①圧倒的な英訳力をつける

まずこれです。

新形式でも英検®1級においてライティングパートがかなり重要であることに変わりはないので、ライティング力の強化が絶対必要になってきます。
私自身は、もともと英語を書く仕事をしてきたので、日本語で考えたものを英語に訳す「英訳力」は高いものがもともとありました。そしてこれが一番大切な要素だと思います。

ここが弱い人は英訳力(日本語を英語に訳す力)をつけなければいけないと思います。
英訳力は普段のトレーニングでつけます。

特に、添削の質にはこだわった方がいいです。
例えば、英検®1級ホルダーとはいえ、英検ライティングで9割、または100歩譲って8.5割、これがとれていない指導者の添削を受けるのと、9割以上常にとれている指導者の添削を受けるのではまったく効果が違います。なぜかというと、高いスコアを持っている指導者はそれだけ表現の幅が広く、「英訳力」が高いからです。

「スコアが低くても良い添削ができます」というのはあり得ません。
英検®英作文の添削、特に1級や準1級レベルのそれは、小さな文法ミスを直すだけでは足りないからです。より高度な表現力が必要ですし、特に新形式では要約英作文というものが入り、この必要性はさらに高まったと思います。

個人的な意見ですが、英検®ライティング7割台や8割の指導者の添削を受けるならChatGPTで添削を受けた方がいいのではないかと思います。

「中学英語で1級ライティングはOK」
そんな軽めの意見も出回っていますが、もし他パートがかなりできてライティングは中学英語で受かったとして、せっかく1級に合格して胸を張ってやっていこうという時に、中学英語で本当に胸を張れるのか、考えてみるべきだと思います。

英訳力を高めるには質の高い添削を高スコア保持者から受けていくことが絶対必要です。

②ライティングの速さを追求する

次に、ライティングの速さを追求したこと。
これも大きな要素でした。

ライティングの速さがその後に続くリーディングとリスニングの出来に大きく響いてきます。
だからこそ、ここのスピードを追求することが英訳力の次に大事になります。

ここで、気を付けることは2つ。

1. ネタ出しの練習を徹底

まずネタ出しです。
英作文の意見を出すのに5分も10分もかけていてはいけません。
ここは数分でサッとやり、英文を書く方に時間をかけること。こうしないと時間がないために英作文の質も落ちます。

2. 要約英作文の英文を返り読みせずに理解する

これも大事です。
要約英作文で内容を理解しようと何度も返り読みしてしまうと、時間を大きくロスします。

ここは、しっかりと下線を引いたり印をつけたりしながら能動的に読むことをして、絶対に返り読みをしないこと。
これを目標にすべきです。

この2つを守って対策を行った結果、1次試験のライティングは英作文満点、要約英作文もほぼ満点でした。

要約英作文は内容点の採点がシビアですので、内容を確実にとっていくことが大事です。

この2つを守ることで、英検®1級におけるライティングのスピードを徹底的に追及できますので、ぜひ取り組んでみてください!

③リーディング練習時から負荷をかける

最後にこれです。
リーディングも時間の負荷をかけます。

たとえば、いつもはリーディングパート50分で解いているとします。
50分で解けるから、ライティングに50分かけられる、なんて思っていませんか?

もしそうならその考えが危険です。

英検®本番は思いのほか「いつも通り」にはいかないものです。
本番で時間がギリギリだと確実に焦ります。焦ると普段読めているものも読めなくなると思いませんか?

少なくとも私はそうでした。
普段は40分で解いていたし間違いも少なかった。でも、本番仕様の模試をした時に、「残り40分」で40分でしか解けない状態で挑んでいたら、「時間がないかもしれない」「終わらないかもしれない」とかなり焦り、突然長文の内容が頭に入らなくなったことがありました。

その時私は決めたのです。
40分ではなく30分で解けるようになる!と。

それから特訓してなんとか30分で解ける状態を作りました。
今回の英検®1級本番ではライティングが思いのほかうまく進み、結果として50分リーディングに残っていたため、30分で解ききる練習をしていた私は「楽に勝てる」とその時に確信できました。結果、リーディングパートも高スコアをとることができました。

まとめ

いかがでしたか?

ライティングの質とスピードが英検®1級では特に大事。
それには中途半端なレベル感ではなくしっかりとした添削を受けていくことが必要。これなしでは英訳力は身につかないからです。

また、リーディングも時間の負荷をかけることで、本番で「時間がなくて焦る」状況を回避できます。

私はこのライティングとリーディング2つのパートを徹底的にトレーニングしたことで、新形式の英検®1級でCSE3000を超えることができたと思っています。

新形式の英検®1級でよい結果を出せる一助となれば幸いです。

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