英検1級・準1級の英作文に取り組んでいる皆さん、リライトという言葉を聞いたことはありますか?
「書いたあとに添削は受けたけど、その後って何をすればいいの?」「リライトって聞いたことはあるけど、やり方がわからない…」
そんな方に向けて、この記事では以下のポイントをわかりやすく解説していきます。
そもそもリライトとは何か?
なぜリライトが必要なのか?
リライトの効果的なやり方
つまずきやすいポイントと対処法
では早速いきましょう!
◆ 英検1級・準1級英作文のリライトとは?:添削された英作文を“再現”する練習

英検1級・準1級英作文におけるリライトとは、添削済みの英作文を、何も見ずに自分の力で再現できる状態に持っていくための復習作業です。
英検のライティング対策では、書いて終わり・添削して終わりになりがちですが、本当の力になるのは「リライト」のプロセスです。
◆ 英作文リライトの目的は?:表現・文法の「定着」と「自動化」
リライトの目的は、以下の3つに集約されます。
・添削で学んだ新しい表現・語彙・文法を、自分の中に定着させる
・間違った文法や表現のクセを修正する
・何も見ずに自然に書ける(話せる)状態に近づける
書けるようになるには、「覚えただけ」では不十分。再現できるまでの練習が必要なんです。
◆ リ ライトの効果的なやり方【3ステップ】

🔹 STEP1:手書きで清書する
まず、添削された英作文をノートに手書きで清書しましょう。
「書く」という動作を通じて、表現や語順、文法が記憶に残りやすくなります。
✏️ ポイント:丁寧に、一文ずつ意味を確認しながら書く!
🔹 STEP2:音読を繰り返す
次に、その清書した文を声に出して10〜20回以上音読します。
声に出すことで、「読み」「聴き」「話し」の3技能を同時に刺激でき、記憶の定着率がぐんと上がります。
📣 ポイント:ただ読むのではなく、「意味を意識してリズムよく」読む!
🔹 STEP3:日→英で再現練習(対訳練習)
ここがリライトの核心部分です。
まず、自分の英作文の元の日本語構成(言いたかった内容)を1文ずつ口に出します。
その直後に、英語に直して言ってみる(できれば録音)
この練習で、日本語→英語への瞬発力が磨かれ、スピーキング力の底上げにもつながります。
💡 いきなり英語が出てこなくてもOK!
大事なのは「この日本語をどう英語にするか」を丁寧に確認していくことです。
◆ 忘れがちな注意点とアドバイス
✅ 暗記ではなく「理解して再現」を意識する
丸暗記だけだと応用が効きません。日本語構成→英語表現のペアで理解することが大切です。
✅ 英語だけの音読で覚えられない人は日英で練習を
「英語だけでは覚えられない…」という方は、一文ずつ日本語→英語で声に出す練習が効果的です。
◆ 英検1級・準1級英作文リライトは一気にやらなくて大丈夫!

英検1級は理由が3つ、準1級でも2つの理由を書く必要があります。
「全部まとめてリライトは無理…」という人は、1日1つの理由だけをリライトしていけばOK!
一段落ずつ分けてやることで、負担が減り、表現の定着率もアップします。
🚫 イントロや結論のリライトは基本不要
イントロ・結論は型が決まっているので、毎回リライトする必要はありません。ボディ部分(理由)のみで十分です。
◆ まとめ:英作文リライトは“書ける力”への最短ルート
英作文のリライトは、「添削してもらって終わり」ではなく、そこからがスタートです。
✅ リライトの基本ステップ:
手書き清書
音読
日本語→英語の対訳練習
書ける力は、再現できる力から生まれます。
英検1級・準1級の英作文対策として、今日からぜひ「リライト」の習慣を取り入れてみてくださいね!
今日お話しした内容をYouTubeでも解説しています。
ぜひご覧ください↓