英検1級英単語が覚えられない人へ|無理せず自分の必要量だけやる覚え方を伝授

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英検1級の単語は大変
語彙力が最高級でないと受からない

もしこのような考えを持つ人がいたら、それは半分正しいですが半分は間違っています。
ある程度の語彙力は必要ですが、1級に合格するために10000~15000単語覚える必要はありません。

高得点で合格を狙うなら単語は押さえておきたい点取りポイントでもあります。
しかし、合格するだけなら特に語彙力を最高級に高める必要はありません。

この記事では、自分に必要な量だけ単語を覚える覚え方と語彙パートの勉強法をまとめています。

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目次

実際は最強レベルじゃなくても受かる|英検1級英単語の覚え方の前にある戦略とは

英検1級は語彙がすべて
英検は語彙が難しい

そんな風に思っていませんか?

たしかに1級に出題される語彙は難しいです。
しかし、語彙の範囲が広い=すべて覚える必要がある ではないんです。

実際、私は英検1級の語彙パート6割しか取れませんでした。それでもこれは狙い通りです。
そして、1次試験はG1+7というまあまあ良い成績で合格しています。

その極意はというと、やるべきこととやらないことを決めたことにあります。

私は、英検1級のカギは英作文だと最初から思っていたので、語彙は足を大きく引っ張らない程度に仕上げようくらいに思っていました。

語彙で勝負するのは確かにある意味一番効率が良いとも言えます。語彙は暗記さえできれば他の力が足りていなくても回答できてしまうところなので。

しかし、ここだけに気をとられてしまうと後々総合力で敗北する可能性があります。

英検1級語彙対策の極意は「最適な目標設定」です。

手順としてまず、英検における今の自分の得意から考えます。
英検1級を受けた時、自分はどこで点を取れるのかということですね。
英作文かもしれないし、リスニングかもしれない。長文を読み慣れていれば長文読解かもしれません。

過去問でまず自分の得意を把握しましょう。

語彙を完璧にするべきケースは、どこにも自分の得意が見つからなかった場合と、長文読解が壊滅的だった場合です。

もし1つでも7割得点できるところがあれば、そちらを優先度上げて取り組むべきだと個人的には思いますが、長文読解が壊滅的だった場合はこれはリーディングパートで点を取るために語彙がマストな要素になるわけです。

リーディングパート(大問2と3の長文読解)で何回分か過去問を解いて、7割以上安定してとれるようなら、語彙パートは全部完璧にする必要はなくなります。

まず、自分はどこにいるのか。
自分の立ち位置把握から始めます。

英検1級英単語が覚えられないときの戦略と覚え方

やっぱり自分は語彙で点を取るしかない!
語彙で得点を底上げしたい!

そう決めた人に、1級英単語の効率的な覚え方について書いていきます。
私自身が現在CSEスコア3000↑を目指すためにやっている方法でもあります。

英検1級英単語対策に用いるのはパス単

英検1級単語の対策は、パス単で行います。

これをすべて覚えれば満点も可能だと思います。
※ただし、2023年1月現在出ている5訂版は残念ながらカバー率が低くなっています。5訂版を使うならほかの教材(文単や問題集)との併用はマストでしょう。

それでは、パス単をどうやって使うのか?
これから解説していきます。

①パス単1周目は知ってる単語と知らない単語の仕分け作業

まずやるべきことがあります。

1級といえども、このレベルを受ける人なら既に知っている単語も何割かあるわけです。
最初にそういった既知の単語を知らない単語から除外する作業をします。

ペンでチェックしてもいいし、なんなら大きく×をつけてもいい。
自分がこれだと思う方法で既知の単語は消しましょう。

これをすることで、自分が覚えるべき単語量の目安がさらに明確になります。
さらに、語彙パートで何割狙うかによっても、この中からさらにその割合を狙えばいいので、グッとハードルが下がりますね。

②2周目はひたすら語彙とその発音・意味を熟読する

2周目は語彙の詳細を確認します。

発音と意味を頭に叩き込みますが、ここですべて覚える必要はありません。

7~8割なんとなくボヤっと覚えるくらいに仕上げれば大丈夫です。

コツは、毎日、その前日にやったところの復習から入ることです。
単語は復習が命です。今日やるべきところの前に昨日やったところを復習します。

こうすることで、ボヤっとしていたものが少しでも解けてくる感覚があれば成功です。

③3周目以降は例文にも目を通していく(音源も併用する)

なんとなく単語と意味を記憶した状態から、今度は例文の中でどんな使われ方をするかを確認します。
この作業は、できるなら2周目に一緒にやってもいいのですが、莫大な量を短期間で覚える必要のあるスピード勝負の場合には分けてやることをおすすめします。単にその方が効率がよいためです。

そうして、音源も併用することを強くおすすめします。
リスニングにも英検1級の語彙は出題されます。見ればわかるけれど聞いてもわからないということのないように、しっかりと対策していきます。

特に、例文の音源は本番のすべてのパートに重宝しました。
このような例文のシャドーイングや音読も強くおすすめします。

④それ以降は類義語や対義語も意識して学習する|オンライン英会話も利用

ここまできたらあと一息です。

類義語・対義語を意識すること。

これは、自分である知識をぶつけてやってもいいですが、私はかなりの面倒くさがりなので、ここにオンライン英会話を利用しました。

私が利用したのはネイティブキャンプです。

ネイティブキャンプ

気をつけたいのが、ここで英単語の質問をするなら英語ネイティブ(イギリスやアメリカ)の講師を選ぶことです。
英検1級の英単語なんて知ってるの?と思われるかもしれません。英検1級の英単語はネイティブでも知らないものがあると言われているためです。

しかし、英検1級の単語は実際はネイティブなら8割は知っているものでした。
つまりは、ネイティブが知らないというものには「マニアックな単語」とレッテルを貼れるわけですが、実際は8割は彼らの知っている単語でした。

私は、ネイティブの講師に自分で定かではなかった単語の類義語・対義語をどんどん質問していきました。
「これの類義語って何?」「これの反対はこれで合ってる?こういうニュアンスでこの単語は使える?」など。

オンライン英会話を1級語彙対策に利用していたのなんて私くらいではないかと思いますが、これがけっこうよかったので今回書いてみました。

ネイティブ講師オンリーなので、Camblyもいいかもしれません。

【Cambly(キャンブリー)】

まとめ|英検1級英単語は必要な分だけでいい

繰り返しになりますが、1級英単語は必要な分だけやればOKです。

長文読解で7割以上取れるのであれば、語彙パートは6~7割を目指すでも大丈夫なわけです。

必要な分だけやると決める。
決めたら英単語の効率学習で覚えていく。
とにかく愚直に実践する。

この3ステップでOKです。

私は次回はCSEスコア3000以上を狙いたいので英単語も精いっぱいやっていますが、前回は合格が目標でしたので、他とのバランスを考えてやらないことも決めていました。
パス単も、全部はやらずに1/3くらい残りました。
それでも6割狙い通りに取れました。
次回はCSE3000ですのでほぼ全問正解するくらいにもっていきます。

合格するためにどのくらいの量覚える必要があるのか、まず「最適な目標を決める
私の中ではこれが最初にすべきことでした。

英検1級の英単語で足踏みしている人の参考になれば幸いです。

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