今日も受講生記事を書いていきます。
今日は、ご自身が英検®2級などを教えている英語の先生でもあり、今回準1級に合格することができたSさんのお話です。
Sさんは、基礎文法はばっちりある、そしてそれを教えることもできる、しかし、基礎を使ってしか書けないし話せない。
そんな状況でした。
複雑な文になると戸惑ってしまったり、構文や表現も「洗練された」ものを使って書けるようではなかった。
そこを、3か月のライティングメインにしたコーチングでご本人も「見違えた」とおっしゃいます。
ライティングが見違えたら指導力にも自信が
Sさんの最初のライティング力はどのくらいだったかというと、以下のようなものです↓
It is important for workers to consider and decide their career goals before starting jobs. It takes more than three years to get new skills and get along with customers and co-workers. Therefore, they should keep working at the same company. It is a good way to reach their career goals.
（これを以下のように基本添削↓）
First, it is important for workers to think about their career goals before starting new jobs. It takes more than 3 years to acquire new skills, and also, getting along with customers and co-workers requires a certain amount of time. Therefore, they should keep working at the same company, as this is the best way to reach their career goals.
基本の直しは少ないものの、少し工夫が必要なところもみられます。
It is important for ~ to ~などより高度な入り方もできますし、It takes more than ~も別の書き方ができます。
このあたりを3か月で改善したのですが、何をしたかというと、圧倒的な数書いていただきました。
書いて添削を受け、リライトし、また書いて・・ このプロセスを圧倒的数繰り返していただいたのです。
そして、コースが終わるころの彼女の文章は、以下のようなもの↓
First, the Japanese government and companies encourage people to have medical checkups every year, which enables people to recognize their health conditions. This is because making frequent visits to the hospitals for treatment costs a lot of money and this becomes a burden on most people. Indeed, people have a certain belief that depending too much on doctors brings negative effects to their lives.
違いますよね。
コンマwhichの構文や無生物主語なども使えています。
2級レベルで書いていたものを準1級レベルで書けるようになる。
実はこれ、他の方でも同じことがあったのですが、2級合格から準1級合格を目指す場合、ここが一番のポイントになります。
「ライティングが見違えるようになりました」
そんな嬉しい言葉をコース途中から頻繁にいただくようになりました。
もちろん準1級結果も合格。
ライティングがカギを握るからこそライティングから他へ繋げる意識が大切
Sさんが変化を感じられたのはライティングだけではありません。
1次試験の長文読解、それから2次試験のスピーキングにもしっかりとその影響は現れていました。
ライティングをやると長文がわかるようになります。ライティングで使った構文や文法、表現などが長文でそのまま出てくることが非常に多いからです。こうなった時に、「理解ができる」。これがライティングにフォーカスする副効用です。
さらには2次試験対策も担当させていただきましたが、とてもスムーズでした。
これはライティングのベースがあったからです。
ライティングで書いてきたような意見を、今度は口から出せるようにすればよかったのです。
なのでスムーズに対策が進み、2次も合格に繋げることができました。
ライティングから他へ繋げる。
この意識は意外とない人が多いですが、私のところではこれを大事にしています。
しっかりと文法や構文を学ぶにはライティングをやるのが一番の近道なのです。
