英検1級1次試験の時間配分を解説|カギは英作文の時間から見積ること

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英検1級はTOEICのようにものすごいスピード勝負ではありません。
それでも、英検1級の難易度から考えて、ある程度時間を意識しないと解き終わらない・英作文が書き上がらなかった、などの声があります。

英検1級の時間配分のコツは1つだけ。
英作文の時間を最初に決めておく・確保しておくことです。

英作文が超大事なため、ここで書き終えられなかったという事態は絶対に避けるべきです。

本記事では、英作文の時間の取り方からその他のリーディングパートの時間配分のコツまで解説していきます。
※リスニングパートは時間が最初から一律で決まっているため、こちらの記事では話題にしません。

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目次

英検1級合格のための時間配分の要は英作文の時間確保

英検1級を受けるなら、まず英作文にどれだけの時間をかけるべきかを考えるべきです。

個人的には、最低25分はとった方がよいと思います。
可能なら、見直しの時間も含めて35分くらいとりたいところです。

英作文は初見で書いて終わりではありません。
見直すと、論旨が弱い部分やつなぎの方法など小さな修正点に気が付くことが多々あります。
そういった修正ポイントを直す時間を残さないのは非常に惜しいです。

私自身は、英作文に30分は使ったと記憶しています。見直し含めて40分です。
40分あればかなり質の高い英作文が書けます。

この時間のかけ方で英作文は94%の評価をいただきました。

また、英作文は試験開始後すぐに書いた方がいいか、リーディングパートが終わってから書いた方がいいかということについては様々な意見がありますが、私はどちらでもいいと思います。

最初に書く方が質の高いものが書けるのであれば最初に書いて、心理的に余裕のあるさせた状態で残りの問題を解くのもアリです。

しかし、私は英作文よりも直前に暗記した語彙を忘れないうちに語彙問題を仕上げる必要があったので、順番通りに語彙問題から解き、最後に英作文を書きました。

また、個人的な意見ですが、英作文は何度も見直せば見直すほど修正点や新しいアイデアに気づきます。ですので、最初に書いてしまうと見直しする時間をかけすぎて気づいたらリーディングパートをなかなか解き始められていない、なんてことにもなるかもと思います。

これに対する1つの対処法としては、ライティングは最初にドラフトのつもりでザっと書いておいて、見直しはリーディングパートが終わった最後にするという方法があります。

とにかく最初でも後でもいいので、英作文の時間を多めに確保するというのがカギなると私は考えています。

英検1級時間配分のコツ【語彙問題は最小限の時間で解く】

語彙問題25問は必要最小限の時間に抑えるべきです。

なぜなら、一番労力をかけずに「知っているか知らないか」の判断が最も確実かつ容易につくパートだからです。

続く長文読解ではそんなに簡単に判断がつきません。
文章の中に探せば答えがあるので、探しに行く時間を生み出す必要があります。

しかし、語彙問題に関しては、自分が知っているか知らないか、(   )のある文章を一読しただけでもわかりますよね。

知っているものはパッとこたえられるはずですし、ちょっと迷うものですぐに答えの出ないものなら見直しの時間にやるというのも一つです。

語彙問題は、できれば10分で終わらせたいですが、かけて12~13分といったところでしょうか。
この場合、1問30秒を下回るくらいのスピードで解く必要があります。

1問30秒というのは、語彙をしっかり準備した人にとってはそんなに難しくないと思います。

語彙問題におすすめの問題集は、以下です。

長文読解は丁寧に時間をかけるべきパート

続いて、大問2の長文穴埋めに移ります。

こちらは、全部で2つの文章、各3問ずつで計6問あります。

1つの文章につき8分くらいで解けるとベストです。
もちろん、もう少し(10分くらい)かけても平気ですが、ここでは英作文にできるだけ時間をかけることを念頭に、少し厳しめに時間を設定します。

だいたい1つの文章に3パラグラフあり(   )もそれぞれのパラグラフに1つずつありますから、1パラグラフ3分弱で読み、(   )を1つ埋めるといった感じです。

続く大問3は理解力を問う内容一致選択問題です。

中程度の長さの文章が2つ、長めの文章が1つ出題されます。
中程度の文章にはそれぞれ10分ずつ、長めの文章には20分とってもよいと思います。

設問先読みは有効ですが、設問な中の選択肢まで先読みする必要はありません。
よく見るとわかりますが、どれもまったく違う意味の選択肢なので、読む前から選択肢で混乱させられるのを避ける必要があります。

なので、選択肢の内容は4つとも先読みしない。
読むのは設問だけ、とした方がいいです。

TOEICのリスニングの問題先読みとはわけが違いますので注意が必要です。

長文対策には以下の問題集をおすすめします。

ここまでで、全部で65~70分使う計算になります。
つまり、このようにすれば英作文に30~35分残すことができるのです。

見直しの時間も考えると、英検1級の時間配分は結構キツめなことがわかると思います。

まとめ|英検1級時間配分の裏ワザは自分が点をとる分野を決めておくこと

最後に、本記事では一般的な時間配分について解説しましたが、もう少し詳しく言うと各パートにかけるべき時間は人により異なっていいということです。

自分がどの分野で点を取ろうとしているのかをしっかり理解できていることが大切で、これさえできていればどこに比重を置くべきか簡単に準備しておくことができると思います。

私は英作文が点取りポイントでしたし、そうでなくても英作文ほど大事なパートはないので本記事のような時間配分を最もおすすめしますが、例えば長文が苦手で何としても語彙でパーフェクトな評価を得るつもりの人などは長文よりも語彙パートの方にもっと時間をかけていいのです。

ただ、やはり英作文に一番時間を割くべきという意見に変わりはありません。

英作文の勉強には以下の教材がおすすめです。

ライティングの勉強法については以下の記事にまとめています。

以上、参考になれば幸いです。

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