英検1級英作文「勉強法のコツ」は3つの理由のみ

  • URLをコピーしました!

英検1級英作文が難しい。
どんなふうに論理展開したらいいかわからない。

英検1級を受ける人の中にはこんな悩みを持つ人が多いです。

英検1級の英作文は、内容も難しい上に構成における評価もあり、さらに英語も正確でなければいけない。
いったいどこにコツがあるの?
1級英作文勉強法のコツは何?

こんなお声をよくいただくようになりました。

そこで、この記事では「英検1級英作文の”勉強法のコツ”は3つの理由のみ」ということでお話します。

\ 英検1級・準1級合格の確実STEPを限定公開中/

目次

英検1級英作文の「勉強法のコツ」が3つの理由のみである理由

では、まず何故英検1級英作文「勉強法のコツ」は3つの理由”のみ”なのか、これについてお話します。

英検1級英作文には「内容」の評価項目がある

英検1級英作文には4つの評価項目があります。

・内容
・構成
・文法
・語彙

です。

これら4つの評価項目の中で注目していただきたいのが「内容」と「構成」です。
これまで2回英検1級を受けて、感じたことがあります。

内容・構成で伸びると文法・語彙も伸びやすいのではないかということです。

実際、1回目に受けたときは全体的に高評価をいただきましたが、その際に内容と構成が満点でした。
ここが満点だと筋の通った論理的展開で書けているということなので、相手にうまく伝わっているということができます。
実際に、1回目の時は「説得力のある」内容で書けたというイメージが試験後に自分の中にありました。

文法・語彙もそれに引っ張られるようによかったと思います。

対する2回目の英作文の出来はよくありませんでした。90%とれませんでした。

その時のものに関しては、書いてる時から論点が?であったりなんだか主張が弱いな、ずれているんじゃないか・・・と試験中から違和感に気づいていました。

つまり、論点が弱い・内容がずれている、などは結果が出る前から自分で気づけるのです。
もっと言えば、試験中に気づくことができます。

そしてここでコツとなるのが、3つの理由のパラグラフです。
どんなにイントロでかっこよく始めて、結論できれいに締めても、間の3つの理由でコツを掴む書き方ができないと高評価は難しいです。

学習中からこのような点に注意しておくのが1級英作文勉強法のコツと言えます。

流れが論理的であるかに直結するのが3つの理由

次に、構成の評価でも、3つの理由の書き方にコツがあります。

3つの理由で流れをバシッと決めること。
これが構成部分で高評価を狙うのに必要なことであるのです。

全体の流れよりも3つの理由の部分の中の流れの方が大事であると考えます。

実際に、90%とれなかった回のものは、イントロと結論はその前の高評価をいただいたものよりも締まってかけた感覚がありました。しかしボディの3つの理由が内容・構成ともに流れが作れなかった。

その結果として90%台を逃したと思っています。

イントロと結論は後付けできる

最後に、イントロと結論はいくらでも後付けで書けるからです。

実際に、満点講師の方がある媒体で「イントロは最後に書きます」と話している動画を見ました。

そのくらい、イントロだって後付けできるのです。

特にこの方は、イントロに3つのポイントを羅列するスタイルでしたので、3つのポイント部分を書いてからイントロでリストにするやり方をとったのでしょう。

反対に、私なんかは結論で3つのポイントを羅列するので、イントロは最初に書き、3つの理由→結論でまとめる、といった方法をとっています。
正直、どちらでもいいと思います。

ただ、イントロと結論はこのようにいくらでも後付けが可能ということです。
1級英作文を勉強する際にも、最初は3つの理由だけを上手に書く練習をし、試験直前1か月でイントロと結論の練習をしてもいいと思います。これが勉強法のコツでもあります。

英検1級英作文の構成のコツは?

英検1級英作文、構成がかなり大事です。

ただ上手に英語を書けるだけでは高評価をもらえません。

そこで、構成にはコツがあります。
今回、そのコツについて検証してみたいと思います。

1級英作文の構成基本はPREP法

英検1級英作文、構成の基本はずばり「PREP法」です。

①P(Point)=ポイント
②R(Reason)=理由
③E(Example)=具体例
④P(Point)=あらためてポイント

しかし、少し考えればわかりますが、これを全部盛り込むとかなりの確率で字数オーバーします。
解答用紙に書ききれるだけしか書けませんので、そこは注意が必要です。

あとは、もう1点、最後に再度P(ポイント)を繰り返すのがPREP法ですが、英検1級でこれを当てはめて再度同じ内容を繰り返してしまうと「また同じことを言ってる」「この人は他に表現を知らないのかな」となる恐れがあります。

ですので、ここは工夫が必要です。

いろんな参考書や教材、上手な人の英作文を読んで気づいたことは、最後のPをR(Result)=その結果どういうことになるか?につなげると説得力のあるものが書けるということです。

工夫したPREP法の具体例

では、実際どんな感じか?

これについて、私や私の受講生さんの英作文例をお見せしながらお話します。

具体例1(私の英作文)

To begin with, one issue is the increase in medical costs. The increase in the number of elderly people results in a situation where younger working generations must bear the burden of supporting the country’s medical system. For example, young workers in Japan are facing the duty of working unreasonable hours in the workplace to compensate for the costly health care of the elderly.

まず、最初に医療費の上昇が課題である。高齢者の増加により、若い世代が国の医療システムを支えるためかなりの時間働かなければならない。例えば、日本の若い労働者は高齢者の高額な医療費を補填するためかなりの労働を強いられる現実に直面している。

ポイント(P)
「医療費が上昇するのが課題である」

その理由・詳細(R)
「医療システムを支えるため、若い人たちがかなりの時間働くという過重労働の状況に陥ることになる」

具体例(E)
「実際に、日本では若い労働者が一日何時間も働き続けるという現実がある」

ここでは、①ポイント→②その理由・詳細→③具体例 とつなげています。

具体例2(私の英作文)

Also, if young workers have to work unreasonable hours, they may be mentally and emotionally affected. Together with their obligations of financially and physically supporting the elderly family members, young generations can merely have time to enjoy themselves, leading to mental health issues or emotional disorders. Indeed, the number of young people with mental diseases is increasing in Japan, which can be avoided with improved working conditions.

また、若い人々がかなりの時間働くとなると、彼らは精神的に影響を受ける可能性がある。高齢家族の金銭的および肉体的サポートに加え、沢山働かなければならないため、楽しみの時間がなく、精神的問題や感情障害を抱えることになる。実に、日本では精神疾患の若者が増えており、これは労働環境を整えれば改善されるのだ。

ポイント(P)
「過重労働になると、精神的な影響がある」

具体例(E)
「高齢の家族のサポートに加え、働く時間が長く、生活を楽しむ時間がない→病気になることも」

その結果どうなる?(R)
「精神疾患を抱える若者の数が増えているという現実につながっている。労働環境を整えれば改善されるのに…」

ここでは、①ポイント→③具体例→④その結果どうなる? とつなげています。

具体例3(準1級生徒さんの英作文を添削したもの)

こちらは1級ではなく準1級コースを受講された方の英作文を添削したものです。
準1級でも基本の流れはほとんど変わりませんので、参考に入れます。

Many people live healthy lives thanks to modern technology. For example, doctors can detect diseases at their early stages with the help of advanced medical technology. This leads to longer and healthy lifespan of the citizens, which in turn improves public health.

現代のテクノロジーのおかげで人々は健康に生きることができる。例えば、医者が医療技術を使って疾患を早期に発見することができる。これにより、国民の寿命が延び、公衆衛生が向上する。

ポイント(P)
「現代のテクノロジーで長生きできる」

具体例(E)
「医師が最新の医療技術で診断・治療を迅速に行える」

その結果どうなる?(R)
「国民の寿命が延び、公衆衛生が向上する」

準1級でも構成は同じです。
参考になるかと思い、書きました。

ここでも、①ポイント→③具体例→④その結果どうなる? で構成を作りました。

英検1級英作文「勉強法のコツ」はいろんな正答例を見てみること

いかがでしたか?

私自身の英作文で恐縮ですが、具体例を入れながら説明しました。

英検1級の英作文の勉強法のコツは、いろんな参考書に書かれた英作文の文章展開・流れを分析してみることです。

実際に、教材により、または同じ教材内でも①②③④全部が盛り込まれているわけではなく、各テーマごとに盛り込まれるものが微妙に違っているはずです。

ただ、①②③④をベースにして盛り込み方を勉強してみると、きっと構成がうまくなってきます。
まずは、PREP法ならぬPRER法を参考に、ぜひ構成も考えていきましょう!

まとめ

今回は、英検1級英作文のコツは3つの理由のみというテーマでお話しました。

実に、3つの理由が大切な理由から、ここを決めれば高得点が狙えること、それから具体例付きで構成の勉強法のコツまでお伝えしました。

これから英検1級、または準1級でも、英作文の勉強をされる方の参考になれば幸いです。

\ 英検1級・準1級合格の確実STEPを限定公開中/

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次