【英検®1級・準1級】「要約英作文」と「英作文」の決定的な違い

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こんにちは。

まだ肺炎が治っておらず、残念なのですが、今回の2次試験は見送りまた7月に回すことにしました。
「無理しない」これを自分の思考に叩き込まないといけないなと本当に感じています・・・汗

さて今日は、生徒さんの要約英作文の進捗をお伝えします。

今、あるマテリアルを使って要約練習からの要約英作文を出していただき添削させていただいているのですが、要約英作文って結構難しいなという印象です。

彼女は1級の従来型の英作文の方はかなり上手に書けるようになっていて、その上での要約英作文練習なのですが、ここに、英作文との大きな違いがあるとおっしゃっていて、なるほどなと思ったのでその話をシェアします。

従来型の英作文では「書く内容」と「構成」が大事であり、表現などに関しては、結構いろんなところから学んで「盗む」というか、取ってこれるところがあるんですよね。

例えば、ライティング大特訓にこんな表現が似たようなテーマであったな、よしこれを使おう、みたいな。

でも要約ではそれがなかなかうまくいかないかも。
理由は、要約は内容がまず英作文とは違います。
意見を述べるわけではなく書いてあるコンテンツを正確に、要点だけ、相手に「別の言葉で」伝えるという作業です。

ここに難しさがあります。
本物のライティング力が問われます。
英作文以上にライティング力が必要なのがこの要約英作文パート。

コピペでない、文章内と同じ表現で書かないためには自分自身が同じことを言うのにいろんな表現のストックを持っていることが大事になります。

意見を主張するのではなくコンテンツをわかりやすく説明する、これが要約英作文の正体なので。

「自分の表現で書く」これが大事になってきます。
それなら単純に、表現のストックが多い人の方が有利ですよね。

違う言い方を知っていること、これが大事。
そしてこれって結構高いライティングスキルになります。

例えば、「移民の数が増え、結果として低賃金化につながってしまった」と表現するのに、本文では


More immigrants came to the country, and this caused a decline in the average wage.


となっていたとしたら、あなたはどうしますか?

そのまま使えないので変える必要があります。

私なら、
Low wages became prevalent due to an increase in the number of workers coming from developing countries.

The greater number of immigrants created a situation where domestic workers have to endure low wages.

An increase in the foreign population has led to lower incomes for the citizens in the country.

などが出てきました。

まさに「置き換え」ができること、これが1つのポイントになります。

だって同じ内容を自分の言葉で説明してと問われているのだからそうですよね。

そして要約英作文にも内容と構成があります。
特に、内容に関しては落としたくない。
だって書いてあるんだから。
内容は。
従来型の英作文との大きな違いですよね。

従来型では自分で1から考えるところを、要約ではすでに内容は「書いてある」!

ここを落とすわけにはいかないということも覚えておかれるとよいかなと思います^^

内容を落とさないこと前提で、幅広い表現力が活きてくる。それが要約英作文かなと。

そしてこの「表現を増やす」について言うと、これには日ごろから書く練習を続けていくしかありません。
とにかく書く量を増やして添削を受け、いろんな言い方・表現を学んでいく。
従来型の英作文からだって使える表現はたくさん学ぶことができます。
結局は、2つは似て非なるもの。
似ている部分もやはりあります。

勉強法も共通している部分も多いですので、英作文はかなり書けるのに要約英作文は書けないってことはないと思います。
頑張っていきましょう!

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